調布市長選挙、候補者はどんな人? 4人の経歴や政治への思い、趣味をまとめました

ai Jul 1, 2026 IDOPRESS

7月5日投開票の東京都・調布市長選は、いずれも無所属新人で、元市議井上耕志さん(50)、同磯辺隆さん(46)、同木下安子さん(53)、元都議の林明裕さん(65)=自民推薦=の4人が立候補した。候補者の横顔を紹介する。(届け出順)(石原真樹)

(左から届け出順に)井上耕志さん、磯辺隆さん、木下安子さん、林明裕さん

◆井上耕志さん息抜きはテレビドラマ鑑賞

井上耕志(いのうえ・こうし)さん(50)無所属新人

医学部を目指して5浪し、都立大経済学部に入学時は23歳になっていた。大学の掲示板で選挙ボランティアの募集を見つけ、参院選などで活動。「手伝ったのはみな新人候補で、政治に真剣にぶつかっていて、憧れた」。2003年の調布市議選で民主党から立候補して初当選。翌年、27歳で大学を卒業した。

「若い世代の思いを代弁しなければ」と、議会では学校のエアコン設置や中学校給食の導入など子育て施策などに力を入れた。5期目からは「首長を意識」し、無所属で選挙戦を戦った。「トップが変わると、特に人事が変わる。埋もれている優秀な人材を引き上げたい」と意欲を語る。

17年に妻をがんで亡くし、息子2人と暮らす。18歳になった長男に人生初の1票を自分に入れてもらうはずが、2月の衆院選に奪われてしまった。息抜きはテレビドラマ鑑賞。

◆磯辺隆さん子どもと野川で生き物探し

磯辺隆(いそべ・たかし)さん(46)無所属新人

前回市長選では「長期政権にノー」を掲げたが、赤字財政からの脱却や中心市街地整備などを実現したとして長友貴樹市政を評価。「次の時代の調布を作りたい」と意気込む。

市長選で敗れた翌年に市議初当選。中学校教員の残業時間を減らすための部活動の外部委託や、防災行政無線を室内で聞ける端末への助成などに取り組んだ。「街中でいろんな意見を拾って行政に提案し、理にかなっていることは採用される。一人会派はあまり力がないと言う人もいるが、わりといいことを言えていると認識している」

大学では生物資源科学を専攻。子どもたちと野川で生き物を探したり、ごみを拾う活動を続けるほか、自宅でもヘビやカメ、魚などを飼っている。主に世話をしていた長男が就職で自宅を離れるため、妻と長女と協力体制を築けるかが直近の課題だ。

◆木下安子さん「いつか漫才を」と目標抱く

木下安子(きのした・やすこ)さん(53)無所属新人

「突然浮上した」調布基地跡地留保地へのFC東京練習場移転計画が、市長選への挑戦を決めさせた。「市民への説明がほとんどなかった。長期政権の弊害が凝縮された計画」。移転反対ではなく、一度立ち止まり、市民が求める公園のあり方を検討する必要があると訴える。

妊娠中に経験した東日本大震災と福島第1原発事故で「子どもの命を守るには政治に無関心でいられない」と痛感。2015年の安保関連法に反対する「ママの会」を調布で立ち上げ、駅頭で訴えた。2019年の市議選で初当選。ヤングケアラーや不登校の子どもの支援、公共施設への再生可能エネルギーの導入などに力を入れてきた。

大学院で英文学を専攻し、都内の私立中などで英語教員として働いた。兵庫県西宮市出身の関西人で「いつか漫才をやりたい」との目標を抱く。

◆林明裕さん地元の駅伝と筋トレに励む

林明裕(はやし・あきひろ)さん(65)無所属新人、自民推薦

政治家を志した原点の一つは小学生のころ、学園紛争のさなかに「自分たちの力で世の中を変える」と意気込むヘルメット姿の大学生たちを見かけたこと。このとき感じた「政治への熱い気持ち」が、損害保険会社勤務を経て1995年の市議選出馬につながった。

市議を通算6期、都議を2期務め、都市計画道路の整備や狭隘(きょうあい)道路の解消など道路政策に力を入れた。「防災や防犯、地域経済の振興の面で、また高齢者の移動手段の確保のためにも、地域交通のあり方は見直していかなければいけない」。調布基地跡地留保地へのFC東京練習場移転計画は「地域経済の発展に生かさない手はない」と語る。

大学時代は自動車部主将を務め、レースで優勝した経験も。数年前から調布市民駅伝に参加し、「できれば毎日」筋トレに励む。息抜きは、仲間とお酒を飲むことだ。

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