狛江市長選 候補者の横顔

ソフトウェア Jun 23, 2026 IDOPRESS

東京都・狛江市長選は28日、投開票される。立候補したのは、いずれも無所属で、新人で地域政党「再生の道」元代表の奥村光貴さん(26)、新人で市民団体役員の立川節子さん(76)=共産、社民推薦=、3選を目指す現職の松原俊雄さん(74)=自民、公明推薦=。3人の横顔を紹介する。(届け出順)(北浜修)

◆奥村光貴(おくむら・こうき)さん(26)無新


若者と高齢者支え合いを

大阪市出身で現役の京大大学院生。学校授業で生徒らがタブレットを活用する効果の調査など、教育をデータ中心に検証する教育情報学を専門とする。活動拠点の一つが八丈島で、昨年6月には島部選挙区から都議選へ挑むも及ばず。

昨年9月、地域政党「再生の道」を興した石丸伸二氏の後任で代表となる。調布市にアパートを借り活動する中で、狛江市にゆかりのある人から市長選出馬を打診されたという。

「高齢の方々が元気で、地域のつながりが強い狛江に惹(ひ)かれた」と決意し、代表職を辞して初挑戦する。

「若者が集い、シルバーとともに支え合う狛江へ」を掲げる。「(市域の面積が)全国で2番目に小さい狛江から人口減少時代に向けて、市外へ若者が出ていかず、シルバー世代を支えるコンパクトながらも新しいモデルをつくっていきたい」と呼びかける。

◆立川節子(たちかわ・せつこ)さん(76)無新共社


市民参加協働の市政訴え

狛江市在住は40年を超える。「自然豊かで、人と人の距離が近い」と市の魅力を語る。

一方、市民活動をする中で「市民参加や協働が後退している」と現市政には手厳しい。「トップダウンにNO」を掲げ、「市長室にずっといるのではなく、いろいろな所へ出かけ市民の話を聞きたい」と市長選に挑んだ。

八王子市出身で、小学生時代に札幌市へ転居。1968年に同市内の高校を卒業、会社勤務を経て、70年代からは都内で会社員やフリーランスとして、広告関係や商品名考案などの業務に従事した。

30代の時は「海外へ出て、知らない所の空気を吸ってみたかった」と英国へ。ドーバー海峡を望む南部の町の語学学校で、英語を母語としない各国の人たちと机を並べ、英語を学んだ行動派でもある。自ら「ビートルズ世代」と称し、彼らの楽曲が大好きという。

◆松原俊雄(まつばら・としお)さん(74)無現<2>自公


市政とともに歩み半世紀

世田谷区出身。1974年、駒沢大経済学部を卒業、狛江市役所に入庁した。

この年の秋、多摩川水害が発生。台風による増水で市内の堤防が決壊し19棟が流された。庶民の夢だったマイホームが濁流にのみ込まれる様子は、連日の報道で国民に衝撃を与えた。

当時は新人職員。携帯端末などない時代で「現場へジープで行き、見聞きした情報を避難所へ報告するが、リアルタイムでは伝えられなかった」と振り返る。職員として経験した人は現役の職員にはもういない。多摩川水害の語り部的な存在でもある。

市職員から副市長などを経て、市長2期と半世紀近くを市政とともに歩んできた。今は3選を目指し「人にやさしいまちづくり」を前面に掲げる。「狛江市には共働きの人が多い。働く親をサポートし、安心して子育てできるまちにする」と訴える。

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