2026年【5月に行く!】街を練り歩く神輿に熱狂し、新茶の味わいを楽しむ―三社祭・くらやみ祭・献茶祭

新緑が煌めき、爽やかな風が薫る5月の初め、春分と夏至のちょうど中間にあたる「立夏」は、暦の上では夏の始まりを告げる日といわれています。...

科学 Apr 20, 2026 IDOPRESS

新緑が煌めき、爽やかな風が薫る5月の初め、春分と夏至のちょうど中間にあたる「立夏」は、暦の上では夏の始まりを告げる日といわれています。街のあちこちで緑が芽生えるこの季節は、ふと自然豊かな場所へと立ち寄りたくなります。

また、ゴールデンウィークの大型連休で幕を開け、春から夏へと移り変わる5月は、東京の各地で五穀豊穣や自然の恵みに祈りを捧げるお祭りが行われます。

下町浅草が一年でもっとも活気づくといわれている三社祭。国内最大級の大太鼓が打ち鳴らされる闇夜の中を、8基の神輿が踊るくらやみ祭。新茶の季節に執り行われる献茶祭では、豊かな香りとまろやかな甘みが特徴的な新茶を楽しむことができます。

五月晴れの爽やかな晴天が広がり、清々しい陽光がほのかに夏の訪れを予感させてくれるなか、賑やかな東京のお祭りに足を運んでみてはいかがでしょうか。

<スケジュール/行事>

◆5月15日(金)〜5月17日(日)浅草神社三社祭(台東区)


◆4月30日(木)〜5月6日(水)大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)くらやみ祭(府中市)


◆5月2日(土)茶ノ木神社献茶祭(中央区)

浅草が熱狂の渦に包まれる初夏の風物詩◆浅草神社三社祭(台東区)

境内から神輿を運び出す「宮出し」には大勢の人々が集結

5月、浅草の町が熱狂的な盛り上がりを見せるのは、三社祭が開催されるからにほかなりません。

お囃子屋台などで編成された「大行列」が馬道通りを進んでいく初日は、浅草神社の神事として田楽舞「びんざさら舞」の奉納が行われます。現在は東京都無形民俗文化財にも登録されており、踊りには五穀豊穣や悪霊退散の願いが込められています。

2日目に浅草の街を豊かに彩るのは、氏子四十四ヶ町が所有する神輿約100基。お祓いを受けた神輿が道を行く姿に各町会が賑わいます。そして、最終日には本社神輿の渡御が行われ、浅草のボルテージは最高潮に。それぞれ「一之宮」「二之宮」「三之宮」と呼ばれる神輿3基が神社境内から担ぎ出され、街中が凄まじい熱気に包まれます。大勢の担ぎ手によって運ばれる神輿が、祭一色となった浅草の町内をぐるりと練り歩く様子は圧巻です。

長年、受け継がれてきた伝統的な三社祭は、大勢の見物客が訪れる浅草初夏の風物詩。活気あふれる浅草寺の仲見世通りや馬道通りで、祭の賑わいを堪能してみてください。

神々しい輝きを放つのは、三社祭を彩る本社神輿3基

開催場所:浅草神社、浅草の町全体


開催日時:5月15日(金)〜5月17日(日)


アクセス:東京メトロ銀座線・浅草駅1番出口より徒歩7分、都営地下鉄浅草線・浅草駅A4出口より徒歩7分、東武スカイツリーライン・浅草駅正面口より徒歩7分、つくばエクスプレス・浅草駅A1出口より徒歩10分

真っ暗闇を幻想的に照らす提灯の明かり◆大國魂神社くらやみ祭(府中市)

暗闇の中で行われる神輿渡御は「くらやみ祭」という名前の由来に

くらやみ祭は大國魂神社で開催される武蔵国の国府祭を起源とした例大祭です。昔、町の明かりがすべて消えた深夜に、暗闇の中で神輿渡御が行われたことから、この名前で呼ばれるようになりました。

初日の品川海上禊祓式(しながわかいじょうみそぎはらいしき)に始まり、期間中はさまざまな祭典や儀式が執り行われます。5月3日に行われる競馬式(こまくらべ)では、馬場に集合した騎手4人が4頭の馬とともにお祓いを受けた後、旧甲州街道を3往復します。府中市役所前の交差点と大国魂交番の間を勢いよく駆け抜ける特別な光景は、沿道からも眺めることができます。4日に行われる萬燈(まんとう)大会では、地元の青年会が中心となって制作される万灯の鮮やかさが目を惹きます。

そして、くらやみ祭のメインとなるのが、5日の午後6時から行われる「おいで」と呼ばれる神輿渡御。花火の合図とともに、闇夜に響く大太鼓の音に導かれて、8基の神輿が御旅所へと旅立ちます。最小限の明かりのみに照らされながら、真っ暗闇の中を進む神輿と提灯の明かりがほのかに灯る風景は、現実とは思えないほど幻想的です。

メインはやはり夜ですが、昼からけやき通りや境内には屋台が立ち並び、親子連れでも気軽に楽しむことができます。

万灯の出来映えや操る者の技、力強さを競い合う萬燈大会

開催場所:大國魂神社、けやき通り


開催日時:4月30日(木)〜5月6日(水)


アクセス:京王線・府中駅南口より徒歩5分、JR南武線/武蔵野線・府中本町駅より徒歩5分

淹れたての香り豊かな新茶に舌鼓◆献茶祭茶ノ木神社(中央区)

新茶の奉納が行われる献茶式では日々の感謝が捧げられる

献茶祭が行われるのは、日本橋七福神のひとつに数えられる茶ノ木神社です。町の人々からは「お茶ノ木様」としても親しまれており、当日は境内で献茶式が執り行われます。5月は新茶の季節ということもあり、摘みたての新茶が奉納され、感謝の祈りが捧げられます。

令和8年の5月2日は立春から数えて88日目にあたり、茶葉の新芽を摘むのにもっとも適した時期といわれる「八十八夜」でもあります。「夏も近づく八十八夜野にも山にも若葉が茂る」で始まる茶摘みの歌に、聞き馴染みのある人も多いのではないでしょうか。当日は茶ノ木囃子の演奏とともに披露され、心地よい音楽が参拝者の心を癒やしてくれます。

さらに、献茶祭では日本茶インストラクター協会の方々の手によって、淹れたての新茶が無料で振る舞われます。まろやかな甘みと豊かな香りが特徴的な新茶は、この季節にしか味わえない旬の味。新茶の淹れ方を教わることができるイベントも開催されるので、ご家庭でも本格的なお茶の味わいを再現したい人は、昼下がりの茶ノ木神社を訪れてみてはいかがでしょうか。

献茶式のあとは淹れたての新茶を飲んでひと休み

開催場所:茶ノ木神社


開催日時:5月2日(土)


アクセス:東京メトロ半蔵門線・水天宮前駅8番出口より徒歩2分、東京メトロ日比谷線/都営地下鉄浅草線・人形町駅A2出口より徒歩2分、東京メトロ東西線・日比谷線茅場町駅7番出口から徒歩8分


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