立憲民主党東京都連が、川名雄児武蔵野市議を新会長とする新執行部を発足させた。川名氏は5月の会長選で地方議員らの支持を広く集め、知名度の高い蓮舫参院議員に圧勝。新体制は、会長選で突きつけられたトップダウンの都連運営への不満という「過去の火種」と、国政レベルで先行する中道改革連合への合流の是非という「将来の選択」に同時に向き合うことになる。(宮尾幹成、木谷孝洋)
立民を巡る目下最大の関心事は、中道改革連合への合流問題だ。来春に統一地方選を控える地方議員の間では、現時点での合流に否定的な雰囲気が濃い。党名や公認、地域の支持基盤の扱いが、自らの選挙に直結するためだ。
ただ、川名氏は会長選前の東京新聞インタビューで、早期合流について「全然考えていない。(地方議員の)9割はそう思っていない」と語っている。

5月15日、立憲民主党東京都連会長選に臨む会長代行の蓮舫参院議員(左)と川名雄児武蔵野市議(久野千恵子撮影)
そもそも川名氏勝利の背景には、中道結成が国会議員主導で突然決まったことへの地方議員の反発もある。ある市議は「中道への合流を望む意見が強ければ、蓮舫氏が勝っていたのではないか」と指摘。別の市議も「無駄なことに時間をかけず、今ある立民の組織をしっかり固める方が大事だ」と話す。
都連は、立民の都道府県連で最も多い約140人の地方議員を抱える。都連がどのような姿勢を示すかは、合流論議が地方にどこまで受け入れられるかを測る試金石となる。
「都連が一丸となって前進していきたい。来年の統一地方選で全面的に勝つことを一丸となってやっていきたい」。川名氏は今月1日、会長選後初の常任幹事会でこう呼びかけた。短いあいさつで「一丸」を重ね、挙党態勢を強調した。

立憲民主都連会長の川名雄児武蔵野市議(左)は5日、会長就任後で初の街頭演説に立った。右の3人は東京都立川市議補選の候補予定者
会長選の争点は都...
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