〈ひと ゆめ みらい〉地域から競技を広めたい 世田谷のセパタクローチーム選手・内藤利貴(ないとう・としたか)さん(32)=町田市

ai Oct 26, 2026 IDOPRESS

ネットを背にジャンプすると、サッカーのオーバーヘッドキックのように体を回転させ、ボールを足で相手コートに打ち込む。所属するセパタクローのクラブチームA.S.WAKABAが拠点とする区立世田谷中学校体育館。内藤さんが練習に汗を流していた。

今秋の愛知・名古屋アジア大会ではセパタクローの日本代表として出場。4人ずつのチームで競うクワッド種目では、同じく代表に選ばれたクラブのチームメート、春原涼太選手らと金メダルに輝いた。団体戦チームレグ種目でも春原選手、やはりクラブのチームメート、小林裕和選手らと銅メダルに。

「最高の気分。東南アジア発祥の競技でアジアのレベルが一番高い。愛知・名古屋大会が決まってから約10年。金メダルを目指してきて、夢がかなった」

横浜市出身で高校生まで神奈川県で過ごした。中学、高校とサッカー部で活動。身長176センチ。ずっとゴールキーパーで、2012年に東京都内の日体大に進学した時も続けたいと思っていた。ただ、ゴールキーパー志望はみな自分より背が高く、Jリーグの下部組織出身といった人ばかり。「レギュラーは厳しいなと思い諦めた」

その時に目に留まったのがセパタクロー。「サッカーに通ずる面もあり、アクロバティックなプレーは格好良かった」。先輩の「日本代表になれるよ」という誘い文句もあった。入部後、毎日、練習に励んだ。「ネットを挟んでボールを蹴るのが楽しかった。うまくボールを上に蹴れない。できないことでハマ...

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