東京都杉並区の「高円寺シアターバッカス」は、高円寺地区唯一のミニシアター。若手の映画を上映する「表現者を育てる劇場」となってきたが、支配人が昨年末に急逝したことで、事業継続がピンチに陥っている。新しい支配人らが遺志を引き継ぐも資金面での厳しさは変わらず、クラウドファンディング(CF)で支援を呼びかけている。
2017年、高円寺純情商店街に「高円寺アンノウンシアター」として開館。2019年に高円寺シアターバッカスと改称した。客席は32席しかなく、スクリーン、ステージまでの距離が近いのが特徴。「高円寺学生映画祭」など、インディーズ映画の作り手や監督を目指す学生らが作品を上映し、上映後には関係者が登壇してイベントが開かれるなどしてきた。

在りし日の丸山大悟さん
支配人だった丸山大悟さんは映像技術者で、予告編作りを手伝うなど若手の頼れる存在だった。しかし、昨年末に60歳で急逝。劇場で定期的に公演を行い、丸山さんと親交があった活動弁士の佐々木亜希子さんは「情に厚く、面倒見がよかった。映画愛、人間愛がある...
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