権力に対する「報道の自由」とは 40年前の韓国の事件を舞台化 あすまで新宿区 「今だからこそ考えて」

ai Oct 26, 2026 IDOPRESS

「報道指針」の一場面。記者と雑誌編集者が冒頭の記者会見で「報道指針」の書類をまき散らす(ワンツーワークス提供、撮影・黒木朋子)

国家権力を前に、真実を報道するとはどういうことか。1986年に韓国で実際に起きた事件を基に作られた裁判劇「報道指針」を劇団ワンツーワークスが25日まで東京都新宿区内で、上演している。軍事政権下で行われた言論統制「報道指針」を暴露した新聞記者と雑誌編集者は、国家保安法違反の疑いで法廷に立つ。その運命は──。(片山夏子)

「報道指針」の一場面。法廷関係者みんなはかつて同じ夢を見た劇団にいた(ワンツーワークス提供、撮影・黒木朋子)

脚本は韓国で絶大な人気を誇る演出家でもあるオ・セヒョク氏。韓国では初演から今までの10年間、毎年どこかの劇団が上演しているという。報道指針事件とは、当時の韓国政府が記事掲載の是非や扱い方などを、報道各社にファクスを送って指示していることに疑問を持った記者らが雑誌で報道し、国家保安法違反容疑で逮捕された事件。

芝居は新聞記者と雑誌編集者2人の記者会見から始まり、法廷のシーンに入る。新聞社に毎日送られてくるファクスには「その記事は報道するな」「小さく扱え」「必ず一面に載せろ」などと書かれており...

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