読書会といえば静かな図書館やカフェ。しかし今、そのイメージを覆す新宿・歌舞伎町の「文化系ホストクラブ読書会」が熱気を帯びている。悪質な売掛金の問題で厳しい視線が注がれる業界にあって、ここではシャンパンの代わりに1冊の本を挟み、参加者とホストが対話を重ねている。(落合夏子)

「千利休無言の前衛」を読んだ感想を話し合う参加者ら=東京都新宿区で(芹沢純生撮影)
今月11日、歌舞伎町のホストクラブ「OPUST(オーパスト)」で開かれた読書会には、読書好きの14人と現役ホスト9人の計23人が集まった。シャンデリアが輝く店内で、4グループに分かれた参加者は課題本を手に感想を話し合う。
今回の課題本は赤瀬川原平著『千利休無言の前衛』。織田信長、豊臣秀吉に仕えた茶人・利休は、言葉や装飾をそぎ落とし、沈黙としぐさで常識や権力に挑んだ。その革新的な美学を説いた一冊だ。

課題図書「千利休無言の前衛」
「昔は秀吉って名前のホストが多かった」「姫(自分の客)の前で黙っていたら怒られた」とユーモアで場を和ませるホストたち。茶の湯の「型」や「作法」に自身の仕事を重ね合わせる姿も。ある現役ホストは...
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