杉並区長選挙、候補者はどんな人? 4人の経歴や趣味、政治への思いをまとめました

ソフトウェア Jun 24, 2026 IDOPRESS

杉並区長選は28日、投票され翌日開票される。立候補したのは現職の岸本聡子さん(51)、元自民党区議の大和田伸さん(45)=自民推薦、国際ビジネスコンサルタントの増田義彦さん(68)、元区長の田中良さん(65)。4人の横顔を紹介する。=届け出順(佐藤航)

写真は左から届け出順に、現職の岸本聡子さん、新人の大和田伸さん、新人の増田義彦さん、元職の田中良さん

◆岸本聡子(きしもと・さとこ)さん無現杉並は「外から来た人にも温かい」

岸本聡子さん

出身は大田区。2001年からは、政策研究非政府組織(NGO)のスタッフとしてオランダやベルギーで暮らし、2022年の区長選に出馬するまで杉並と縁もゆかりもなかった。それから4年。一人の区民として杉並で過ごし、あちこちにお気に入りの場所もできたという。

その一つが、区内を流れる善福寺川沿いの善福寺公園だ。休日にはランニングに行ってリフレッシュするだけでなく、タンゴのイベントや太極拳の練習にも参加したこともある。「小さなグループが集まっていろいろやっている」という公園の雰囲気が好きで、たびたび足を運んでいる。

善福寺公園に限らず、杉並は「人と人が文化的なものでつながり、外から来た人にも温かい」と感じている。ゆったりとした時間の流れと人の温かさに、都心部にはない居心地の良さがあるという。

◆大和田伸(おおわだ・しん)さん無新無類の野球好き…高校時代は東東京大会で8強

大和田伸さん

「草野球チームに7、8は入っている」ほどの大の野球好き。「子どものころは暇さえあればバットを振っていた」といい、正則学園高(千代田区)時代は東東京大会でベスト8に入ったこともある。

高校3年で肩を痛めてプレーを断念。自暴自棄になりかけたが、「ここで投げやりになったら、今までの自分がうそになる」と一念発起。学生時代は深夜の居酒屋バイトをこなし、それが政治の道に入るきっかけとなった。

バイト仲間の一人が、石原伸晃・元衆院議員の事務所の学生ボランティアだった。誘われるがままに事務所に出入りするようになり、そこから10年間、石原氏の私設秘書として政治の基礎を学んだ。「バイト先での偶然の出会いがあって、今の私がいる」。人と人との縁や巡り合わせを重視する政治家としての原点になったという。

◆増田義彦(ますだ・よしひこ)さん無新カナダや米国などで20年以上暮らしてきた国際派

増田義彦さん

大手IT企業で役員や米国法人の社長などを歴任し、カナダや米国などで20年以上暮らしてきたというビジネスマン。第一線を退いて生まれ故郷の杉並に帰ってきた後も、国際ビジネスコンサルタント、ワインスクールの経営などの精力的な活動を続ける。

プライベートも多彩だ。日本ソムリエ協会の「ワインエキスパート」など多彩な資格を持ち、休みの日はジョギングや水泳に汗を流す。トライアスロンやマラソンなどの大会にも数多く出場してきたが、立候補を表明してからは「なかなか走る時間も取れない」と苦笑いする。

区長選に向けた有権者との対話会では、「区長になれなかったら何をするか」と問われ、「アリゾナ大学で地質学の勉強をしたい」と回答。「アメリカ西部の砂漠をさまよっていると幸せな気分になる」という国際派らしい理由を添えた。

◆田中良(たなか・りょう)さん無前息抜きはAI相手に指す将棋

田中良さん

ざっくばらんで飾らない口調は、「昔ながらの政治家」といった印象も受けるが、語る内容はいつも率直だ。記者から近ごろの息抜きについて問われても、「晩飯のときにビールを飲んで気分転換するとか、普通のサラリーマンと同じだよ」とさらりと答える。

「性分として、あんまりリップサービスが得意じゃない」。その言葉通り、2022年まで3期12年務めた杉並区長時代も、必要とあらば自らの考えを強く打ち出してきた。「相手が望む答えでなくても、自分の考えがあれば、それをはっきりお伝えすることに努めてきた」

趣味は将棋。人間相手ではなく、スマートフォンで人工知能(AI)相手に指す。「人を相手にすると時間がかかって、自分のペースで指せない。AI相手だと早い。こっちも早いから」。つかの間の趣味にも人柄がにじんでいる。

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