プールで小1男児が溺れ死亡、社員ら4人を書類送検 メガロス武蔵小金井で昨年7月 泳力確認や監視不十分か

チップテック Jul 29, 2026 IDOPRESS

東京都小金井市のスポーツクラブ「メガロス武蔵小金井」の屋内プールで昨年7月、学童保育中だった小学1年生の男児が溺れて死亡した事故で、警視庁捜査1課は28日、業務上過失致死の疑いで、学童クラブ部門や施設の責任者ら4人を書類送検した。(米田怜央、今坂直暉)

◆身長超える水深、浮具は装着せず

プールで男児が死亡する事故があったスポーツクラブ「メガロス武蔵小金井」=東京都小金井市で

メガロスは「野村不動産ライフ&スポーツ」(中野区)が全国で運営。同社は学童クラブも開いており、事故時は夏休み企画で遊泳させていた。4人はいずれも同社社員(当時)で学童クラブ部門責任者の女性(43)、施設責任者の男性(47)、水泳部門責任者の男性(36)、プールで監視をしていた水泳部門コーチの女性(25)。

書類送検容疑によると、昨年7月28日午前10時半ごろ、泳力確認や監視人員の確保など必要な安全対策を怠ったまま、屋内プールで大野朔矢(さくや)さん=当時(6)、同市=を遊泳させ死亡させたとされる。

学童クラブ責任者と水泳部門責任者、コーチは容疑を認め、施設責任者は「普段の業務でやるべきことはやっていた」と否認している。

捜査1課によると、事故当時、プールの一部には水深を浅くする調整台(高さ40センチ)が置かれていたが、男児が溺れた場所にはなく、水深は身長を約6センチ超える120センチだった。浮具は装着せず、監視員は児童17人に対して1人だった。

◆安全対策の通知、現場に徹底されず

市や同社の検証報告書などでは、同社は2024年6月、プールでの安全対策について社内のオンライン掲示板で


▽全面に調整台を敷く


▽子ども10人につき監視員と引率者各1人を置く


▽水泳教室の児童以外には浮具装着を義務付ける


—などを通知した。

水深が調整されたプール。深い部分への転落を防ぐネットも設置されている(池田まみ撮影、写真は事故のあった施設とは関係ありません)

しかし水泳部門の現場には周知が徹底されなかった。学童クラブ部門は水泳部門に企画の運営を任せ、泳力の確認は現場で職員が「水が怖い子はいないか」と子どもに聞くだけだった。

今回の施設では2024年3月にも、浮具を着用していなかった未就学児が溺れて一時意識不明になる事故が発生。命に別条はなかった。

親会社「野村不動産ホールディングス」広報は「ご冥福をお祈り申し上げるとともに遺族の皆さまに深くお悔やみ申し上げます。再発防止を徹底し、安心...

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