手作りのジオラマに都電荒川線が走る。そこに戦隊ヒーローが登場。怪獣と激闘を繰り広げる。ここは荒川区町屋のマンション。小学生から高齢者までが集い、ジオラマを使った懐かしい手法で特撮映画を撮影している。完成後は試写会、上映会をする。出演する中学生らは「まさかここまで本気でやることになるとは思わなかった」と声をそろえる。(加藤裕治)
マンション屋上の倉庫。中に入ると、青い布に描かれたビル群、東京タワー、富士山が目に入る。その前には、箱型のビルが立ち並び、縫うようにプラレールが走る。ひときわ大きい灰色の四角い建物は荒川区役所だ。

中高生がヒーローを演じる特撮映画の撮影風景=東京都荒川区で
そこに黄色いツナギ風の衣装にサングラスのヒーローが登場した。「アクション」のかけ声でポーズを取る。スマホのカメラが回る。1カットの撮影が終わるごとに、「監督」と呼ばれる小2のゆきのさん(8)も交えて撮影隊が画像を確認する。ゆきのさんから「表情は最初からニヤッとした方がいいね」と演技指導が入る。
このマンションの一室では、一般社団法人「子ども村ホッとステーション」が中高生や母子、高齢者らの居場所を運営している。中には学校になじめない子どもたちもいる。特撮は、居場...
残り
707/1217 文字
この記事は会員限定です。
無料会員に登録する
有料会員に登録する
ログインして続きを読む
有料会員に登録すると
会員向け記事が読み放題
記事にコメントが書ける
紙面ビューアーが読める(プレミアム会員)
※宅配(紙)をご購読されている方は、お得な宅配プレミアムプラン(紙の購読料+300円)がオススメです。
会員登録について詳しく見る
よくある質問はこちら
