
地元の海を思わせる青と無色の透明カプセルの中に、浜で拾ったガラスや貝殻などで手作りしたキーホルダー。能登半島地震で被災した石川県珠洲(すず)市大谷地区の子どもたちが企画・制作したカプセルトイ「オオタニチャーム」(通称・大谷ガチャ)を世に広めるため、コピーライターという本業を生かしたボランティア「プロボノ」として支援を続けている。
東京都世田谷区出身、目黒区在住。ボランティアは2016年の熊本地震と18年の西日本豪雨で経験したが、「もともとすごく関心があったわけではなかった」と話す。いずれも1泊2日で被災家屋の片付けを手伝い、感謝されてうれしかった一方、「肉体労働では自分はさほど戦力になれないことも痛感した」。
違う形で役に立てないかと考えていた24年、能登半島地震が発生。子どもにかかわる資格を持つ人を対象に、放課後児童クラブの運営サポートのボランティアが募集されているのを見つけ、すぐ申し込んだ。その少し前にちょうど保育士資格を取得していた。
珠洲市の公民館に開設されたクラブで遊ぶ小学生らは一見、元気。だが、ふと「なんで1月1日に地震が起きたのかな」「おじいちゃん死んじゃったんだよ」などとつぶやく。深い傷つきを感じた。
これが珠洲との縁になり、「大谷ガチャ」の宣伝を手伝うことに。大谷小中学校の児童生徒5人は...
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