東京都江東区立中学校で昨年、双方に加害行為があった男子生徒間のトラブルがあり、一方の男子生徒(13)のみが約2カ月間、学校側の指示でリモート学習を強いられていたことが分かった。その後、学校は登校を続けた相手側生徒による複数の行為をいじめと認定。区教育委員会は男子生徒の保護者側に学校の対応を「配慮に欠けていた」と認めた。文化祭などに参加できなかった男子生徒は自分だけリモート学習となったことは納得できないとして経緯の説明を求めている。(小倉貞俊)
学校の調査報告書や保護者によると、同クラスだった生徒2人は昨年9月中旬、校内でトラブルになった。男子生徒は相手側生徒のひざ裏を2回蹴った。学校の聞き取りに対し「以前から相手側生徒による複数の行為が続き、当日も被害を受けたため」と説明。保護者も学校に調査を求めた。

自身に対するいじめ行為についての学校側調査報告書を手にする男子生徒=東京都江東区で(写真は一部加工)
一方、相手側生徒の保護者も学校側に強く対応を要請したという。学校は男子生徒側が訴えた内容については直ちに調査せず、10月上旬、男子生徒にのみ3カ月を目安とするリモート学習を要請。相手側生徒は通常どおり登校を続けた。男子生徒が自宅でパソコン画面越しに授業を受ける生活は12月まで約2カ月続き、体育や音楽などの実技教科や部活動、文化祭などに参加できなかった。
一方で、学校は11月半ばに調査を終え、「傘で胸を突く」「ペンをかざして追いかける」など相手側による男子生徒への複数の行為をいじめと認定。男子生徒の保護者は「最初から双方同時に調査していれば、...
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