〈サブカルWorld〉
『おそ松くん』や『天才バカボン』などのギャグ作品で知られる漫画家赤塚不二夫さん。実は原点は少女漫画にあり、漫画家仲間と切磋琢磨(せっさたくま)したトキワ荘時代はなかなかヒット作に恵まれなかった。転機はどこにあったのか?

代表作のパネルとともに、赤塚さんが影響を受けた小説や映画の資料が並ぶ会場=東京都豊島区の区立トキワ荘マンガミュージアムで
東京都豊島区の区立トキワ荘マンガミュージアムで開催中の特別企画展を通し、その人生と創作の背景に迫った。(清水祐樹)
「スケールはちいさくとも、ひどくおもしろく、またちょっぴりペイソスを感じさせ、心あたたまる、赤塚不二夫でなくてはかけないホームドラマを完成させたい」
会場でパネル展示されている、1959年発行の同人誌『墨汁一滴』内の自己紹介で、赤塚さんは「自分の目指す漫画」をこのように表現していた。作品を貫くテーマは、この頃からはっきりと意識されていたのだと大いに納得がいった。

(左)『おそ松くん』(右)『天才バカボン』©赤塚不二夫
1980年代末に「おそ松くん」や「バカボン」のテレビアニメから入って原作にも触れてきた記者にとって...
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