災害時に手早く設置できる大型テント、日赤の研究所が共同開発 適温保つ新素材採用でCO2も削減

少人数で短時間で設置でき、災害現場で医療支援などの拠点となる大型テントを、日本赤十字看護大学付属災害救護研究所(東京都渋谷区)とドーム...

生物学 Apr 21, 2026 IDOPRESS

少人数で短時間で設置でき、災害現場で医療支援などの拠点となる大型テントを、日本赤十字看護大学付属災害救護研究所(東京都渋谷区)とドーム・テント倉庫など膜構造物メーカー大手の太陽工業(大阪)が共同開発した。

大人が6人いれば30分程度で設営でき、テントの生地部分は空調がなくても適度な室温が保てる新素材を採用。消防や自衛隊、医療機関など向けに5月から販売する。

フレームがレールになり膜を張る様子。女性の力でも引ける

共同開発した次世代型テント「GREEN FLEX」は骨組みにアルミを使い、部品は重くても5キロほど。組み立てに工具は不要で、部品の先端に付いた色ラベルの同じ色同士をはめていくことで組み上がる。生地部分はロープを引いて骨組みのレールに沿ってするすると張れる。

従来のテントは外が暑いと室温がそれより高くなったが、新素材は遮熱や放射冷却の機能が高くほぼ外気温以下を保ち、空調に使う電力を節約できる。

5年前に共同開発を始めた、同研究所国際医療救援部門の中出雅治・前部門長は「支援現場でも脱炭素化が国際的な動きになっている。軽い資材は輸送時の二酸化炭素(CO2)の排出削減にもなる」と期待した。(神谷円香)

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