今年も暑かった夏。炎天下でごみを収集する作業員は、猛暑の影響を大きく受ける職種の一つだ。東京都中野区では8月、重度の熱中症で救急搬送される事案があり、待遇改善を求める声も上がっている。(佐藤大)
「暑い日は汗びっしょりで、途中で服を着替える人もいます」。中野区清掃事務所職員の洞下(ほらげ)一浩さん(57)=東京清掃労働組合中野支部書記長=は、酷暑の中での作業の大変さを語る。

ごみを収集する洞下さん=中野区で
収集中は作業着姿でヘルメットをかぶり、歩いたり走ったり。1日に1万歩以上にもなる。熱がこもらないよう空調付きの服を着たり、ネッククーラーを身に着けたりしているが、暑さはなかなかしのげない。
中野区清掃事務所では8月末、50代の男性が作業中に重度の熱中症で救急搬送された。幸い点滴などの治療で帰宅できたが、洞下さんは「最悪の場合は死亡事故にもつながる」と心配する。
現場の環境を調べようと、中野支部では計測器を購入し、6~8月に作業現場で気温や湿度、熱中症指数を計測した。30度以上とな...
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