2月の衆院選で、東京都と千葉県の計5市町村の投票所に「男女別受付」が設けられていたことが東京新聞の調べで分かった。多様性を重視する社会...
2月の衆院選で、東京都と千葉県の計5市町村の投票所に「男女別受付」が設けられていたことが東京新聞の調べで分かった。多様性を重視する社会で、有権者らから「必要ないのでは」と疑問の声が上がっている。(長屋文太)
東京、千葉、埼玉、神奈川の1都3県の212自治体選管に取材したところ、千葉県の南房総市は投票所27カ所のうち12カ所、鋸南(きょなん)町は7カ所のうち1カ所が男女別受付だった。同県一宮、睦沢両町と東京都小笠原村は全投票所が男女別受付を設けていた。こうした投票所では「男」「女」と張り紙などをし、有権者を男女別に並ばせていた。

(写真はイメージ)
千葉県南房総市の女性は、昨年の参院選や2024年の衆院選でも男女別受付を経験した。「わざわざ分ける必要はない。分けられて傷つく人もいる」といぶかしむ。
市の担当者は「混みやすい投票所で混雑を防ぐため」と説明。そもそも男女別の選挙人名簿を作っており、受付段階で男女別にしておくと作業しやすいためとみられる。国に男女別投票者数を報告する必要があることも理由に挙げたが、男女別受付を設けていない自治体も報告できている。これまで市民から性の多様性に配慮してやめるよう要望があったが、続けていた。
一方、市は2026年度から選挙人名簿の管理システムを更新する。他自治体にならい、入場券のバーコード読み取り機器を導入し、選挙人名簿を男女混合にする。これにより、4月投開票の市長選からは男女別受付はなくなる。
鋸南、一宮、睦沢の3町も男女別受付を設ける理由を混雑回避などとする。小笠原村の担当者は「男女別に並んでもらわないと、男女別人数を集計する手段がない」と述べる。

この4町村に今後の対応について尋ねると、一宮町の担当者は「改善を検討している」。鋸南町の担...
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